語りかけ育児の方法「効果や意味は?」0歳児から&1歳児から

「赤ちゃんにはたくさん話しかけた方が良さそうだけど、まだ話せない赤ちゃんに何を話せばいいのかな?どうせわからないから意味ないんじゃないの?」

そんな風に思われる方もいるかもしれませんが、それは間違いです。

赤ちゃんは話せない頃から、大人の言葉や音楽、周囲の音を聞いています(むしろお腹の中にいる時から)。そして徐々に理解し、次に自分も話せるようになります

一説によると、”聞いた語数がある一定数になったら、言葉が溢れ出てくるようになる”そうです。

私自身はじめての子育てで、話しかけても反応がない我が子に話しかける中、なんだか照れ臭くなったり、「意味あるのかな?」と疑問に思ったりもしました。が、様々なネットの体験談や本を読んで

「”親が語りかけや絵本読み聞かせを頑張る”ことで賢く育つのか。それが本当なら…絶対やろう!」と思って続けました。

無反応から→笑って反応してくれる様になり→難語が増え→はじめて「ママ」「パパ」と言い→ある時からせきをきった様に言葉が増え続けていく。そんな様子をみて、

育児本などで調べたことって、本当なんだ!!

と感激し、子育ての楽しさを実感。絵本も語りかけも、やり続けて本当によかった。と思っています。

まだまだ育児途中ですが、1歳3カ月時点で話す言葉は60語前後(「葡萄」「バス」などの名詞、動物の鳴きマネ、色の名前、「立った」などの動詞や「美味しい」などの形容詞を少し)。

歌への反応も悪くないですし、今のところは言葉は順調に育っているのでは?と思います。

そんな私が実践している”語りかけ”のポイントをご紹介します。

前提として意識したいスタンス

まずは、語りかけを行う大人が前提として理解し意識したいスタンスについて。遊び中や散歩中、食事中。何かし”ながら”でも可能な限り語りかけする様にすることです。

全て理解している前提で話しかける

前述の通り、赤ちゃんは話せないうちから大人の言葉を聞いています。「全て聞いている。自分の言葉が全て赤ちゃんの言葉の蓄積になる」と信じて、語りかけましょう。

一方的な会話ではなく、反応を待つ

反応がない時期もでも「ねー」と想像して反応をいれるなど。矢継ぎ早に話すのではなく、話の”合間”を入れ反応を待ちながら会話しましょう。

言わせようとしない・試さない

かなり言葉が出てくるようになるまでは、「これ何?」など回答が必要な質問はしない。また「○○って言ってごらん」と言わせるのはNG。あまりこういうことを続けると赤ちゃんはお話しなくなる、こともある様です。

一人芝居の様に「これ何色かなあ?赤〜」とママパパが1人で会話しながら語りかけたり、「これ何かなあ?」と注意をひいてすぐ反応がなければ1−2秒後に「みかん。オレンジのみかん」など答えを言う(一人芝居)のはOKとしていました。

否定しない

子供が間違って言う場合も「違う」と否定せずに、受け入れて正しい言葉を重ねるようにします。否定され続けると感じて言葉が出てこなくなる、となることは避けたいですよね。
例えば、赤いものを見て「青」と言った場合は

青!(青いものを見せながら)青はこっちだねー。(赤いものを見せながら)これが赤だよ、赤いりんご)

こんな風に、色を集めて遊ぶ”色集めあそび”をしました。

色以外にも、物の名前や似ているものを見せたくても、大体は手元にないですよね。そんな時は”図鑑”を活用するのがおすすめです。ほとんどの色が見せられますし、動物・乗物・食物・身の回りのモノなど、かなり多くのモノを見せることができます。

食事中に野菜の写真を見せたり、救急車の音が聞こえた時に救急車の写真を見せたり、と語りかけにかなり重宝しました。本人も眺めるのが好きだった赤ちゃん向けのコスパ最強お勧め図鑑”はじめてずかん”についてはこちら↓

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赤ちゃん言葉は使わない

赤ちゃんが言いやすい”赤ちゃんことば”を使わずに、大人の普通の言葉を語りかける様にします。

確かに「ごはん」より「まんま」の方が言いやすいですが、「ごはん」の音を何度も聞くことで「これがごはんか」と理解していますし、時期が来たらちゃんと言える様になります

「まんま」で覚えていると、後に「まんま→ごはん」への教え直しも必要になります。

すぐに言えないけど言いたい場合は面白いことに、頭文字だけとって”「海苔」を「のー」””「ぶどう」を「ぶー」”と言うなど、赤ちゃんが自分で”言えることば”をつくって言う様になります。少ししたら「ぶー」から「ぶどう」と言える様になりました。

ただし例外が。トイレトレーニングの時の「チー(おしっこ)」など、”言葉の正しさよりも早く自分で言えることを重視する場面”では、赤ちゃんことば優先でOKだと思います。親を呼べる様に、「お母さんお父さん」ではなく「ママパパ」と呼んでもらっているのも同じ理由です。

それ以外は、正しい言葉をインプットしておいて自分で言える様になるのを待ちたい。と思っています。

2−3歳以降でも言葉が出てきづらい場合など、”言いやすさ重視の言葉に切り替えていった方が良い場合”などもあるかと思いますので状況によってはご判断ください!

”遊び“をするつもりで気楽に

ここまで読んでいると「なんだか大変そう…」と思われる方もいるかもしれませんが、「全部やらなきゃ…」と負担に思わないでくださいね。無事元気に育てるということのプラスαなので、「できないと×!ではなく、できたら◎」というぐらいに楽しくお話しましょう!

音なし時間もつくる

BGMは音楽への親しみも増し、音楽のリズムは後の言語習得にも役立つそうです。また童謡などの歌から言葉の蓄積もできるので、音楽をかけるのは良いことです。ただし、

一日中は流さず、音がない時間もつくりましょう。”本の読み聞かせタイム”や”集中語りかけタイム(後述)には、必ず音楽を消します。
理由は、”聴きたい音だけを選んで他の音を無視する力”が、小さいうちは確率していないためです。

”静かな場所で音に集中する状況”でないとこの力が身につかないそうなので、静かな環境で語りかけする時間もつくり、メリハリをつけると良いですね。

テレビは2歳頃まで基本的に見せない

テレビについては賛否両論あるでしょうし、ご家庭の事情もあると思いますが、多数の幼児教室に体験を含めて行きましたが、どこも3歳頃まではテレビを推めていませんでした。

また有名な育児本「語りかけ育児」でも、”テレビは1歳までは見せないべき。1歳以降も1日30分までで一緒に見て、見たものを説明してあげる。わらべ歌などでも親が見ながら一緒に行う”ことを勧めています。

理由は、テレビは色彩鮮やかで当然子供の目を奪いますが、”言葉が遅れたり、人と関わったり遊ぼうとする意欲が低下し周りの世界を理解するのが遅れる”という懸念があるそうです。低年齢の子は光と色に心を奪われて音は聞いていないため、テレビからは言葉を覚えない。とも書いてありました。

よってテレビのつけっぱなしはお勧めしません。2歳以降なら内容によってはお話も理解し楽しめたりするそうなので”130分”までなど時間を限定して活用する手もあると思います。

以上が前提として意識していたことです。次に、具体的にどのように語りかけをするのが効果的か?について。

具体的な語りかけ方

「どのように・なにを”語りかける?」

次に語りかけの仕方についてもう少し具体的にご説明します。

どのように?


☑︎短くわかりやすい言葉で
☑︎普段より少し高めの声でゆっくり
☑︎できるだけ表情豊かに、楽しそうに!
語りかけましょう

”短くわかりやすい”とは、だらだらと長い文章ではなく短文で話すということです。例えば「パパが仕事帰りにスーパーに寄って○○ちゃんの食べるお米を買って、車で帰ってきたよ。」が長い文章。

「車が止まったね。パパが帰ってきましたよ。おかえりなさい。手に袋を持っているね。スーパーでお米を買ってくてくれました。ありがとうー。さあお米を炊いて食べようね。」

と短文に区切りお話すると、赤ちゃんも聞き取り・理解しやすい様です。

なにを?


☑︎まずは”名詞”・”オノマトペ”を中心に。インプットが進んできたら”動詞”も
身の回りにある物や絵本から、”名詞”をできるだけインプットしていきます。また「ブッブー」「(鈴が)リンリン」や動物の泣き声などの”オノマトペ”は音が楽しく喜びますし、赤ちゃんがマネしやすいです。

名詞・オノマトペのインプットが進んできたら、”動詞”の語りかけも増やしていきます。赤ちゃんの動きや周りの物・人の動きに合わせて、語りかけていきましょう。

☑︎赤ちゃんが出す音をそのまま真似て返す
「お話したらママが返してくれるんだ。会話って楽しい!」と思ってもらうことで言葉が出てきやすくなると思います。「お話をし返すことが会話」なんだ、とわかる様に、喃語(なんご)が出てきたら真似っこしてみましょう。
※喃語とは乳児が発する意味のない声

「うー」と言ったら「うーうー」や「うーーー」と返すなど、少し長く・多く返すなども楽しいです。

ご注意頂きたいのは、決して大人の言う言葉を真似させようとしない。あくまで赤ちゃんの真似であるということ。そのうち大人の言葉を真似て反復してくれる様になってきますので、そうなったら真似っこ合戦を楽しみます。

☑︎おすすめは”実況中継”
「語りかけと言われてもなにを話せばいいかわからない」と思われる方もいるかと思います。そんな時は起きていることを実況中継するのがお勧めです。

例えばお風呂では

さあ今度は○○ちゃんの番です。まずは石鹸を泡だてます、泡がぶくぶく。さあ洗うよ、まずは髪の毛を洗います、ぶくぶく。次は首、お腹…

夕方の散歩中には

今日の夕飯は何にしようかな。豚肉があるからハンバーグにしよう、野菜はニンジンとズッキーニがあるね。ハンバーグと一緒に焼こうかな…

例えばこんな感じです!

☑︎赤ちゃんが言おうとしてることを想像し、代弁するイメージで話すのも◎
赤ちゃんの目線の先にあるものを見て、アテレコの様なイメージで代弁してお話してみるのも楽しいです。例えば飛行機を見て「おーおー」と言っている時は、

飛行機だねー大きいね!白い飛行機。飛行機がブーンと飛んでいます。どこまでいくのかなー

の様な感じ。

☑︎赤ちゃんが見ている物について話す。
小さいうちはこちらが見せたいものに注目してもらうのではなく、基本は赤ちゃんの視線の先を確認し、赤ちゃんが見ている物について話すのが良いそうです。

言葉が出てきてこちらが指さしたものにもすぐ反応し視線を向けてくれる様になってからは「見て、黄色い花だよ。大きい花だね!」など注目してもらって話してもOKだと思います。

参考までに我が家は1歳過ぎた頃から、特に言葉も増えてきた1歳2ヶ月頃からは、親が指差した物に難なく注目する様になってきた気がします。1歳5ヶ月頃には動きもダイナミックですし、言ったことへの反応もかなり早くなっていました。その様になるまでは上記の様に赤ちゃんの視線の先についてお話しましょう。

”ひとり遊び”中に話かけるべきか?

まだ自分で自由に動けない時期は、赤ちゃんがしていることや見ている物を実況中継。ひとりで集中してあそべるようになってきてからは、集中している間はじゃませず見守り、目があったら話しかける様にしました。

歌を歌う

わらべ歌や童謡を、BGMがわりに歌ってあげましょう。もちろんCDやボタン式絵本から流すのも便利です。手軽に再生でき便利なのでとってもお勧めな、ボタンを押すと歌が聴ける”うたえほん”についてはこちら↓

あわせて読む歌で楽しい&言葉を覚える!聞きたい曲を自分で選べる”うた絵本”

”言葉をインプットするために、少しでも多くの語りかけをしたい!” ”子供が楽しめる遊びを取り入れたい!” ”ちょっと家事をする間に、子供が1人で楽しめるものないかな?” そんなママパパのお悩みを一気に ...

触れ合い遊びも◎

動きと言葉が連動する触れ合い遊びも、楽しく・言葉も知ることができお勧めです。「高い高い」「いないいないばあ」などです。
”いないいない ばあ”は最強です。

本の読み聞かせを行う

本の読み聞かせも、言うまでもなく言葉の蓄積になります。読み聞かせ方法について詳しくは↓

”集中語りかけタイム”にすること

記載の様にできるだけ語りかけをしていきますが、有名な育児本「語りかけ育児」でも、赤ちゃんと1体1で向き合う”語りかけタイム”を必ず毎日つくる様推奨しています。この時間には何をすれば良いのでしょうか?

1日30分は向き合う時間をつくる

本によると、何より大切なのは”赤ちゃんとだけいる時間を1日30分はとること”で、その時間は1対1でお互いに完全に集中する様にする。だそうです。

忙しくても1日30分は1対1で向き合う時間をつくるべきだそうです。この時間はお互いに完全に集中する。特に2人目・3人目のお子さんの場合など簡単ではないと思いますが、それでもお互いをわかり合うためにも必要なので精一杯時間をつくる努力する価値がある、とのこと。

音楽・テレビなど音の出るものは消す

テレビ・音楽も消して周りは静かで、できるだけ気を散らすものがない状態にし、できるだけ他の人が出入りするのも避けることも大切だそうです。

低年齢の赤ちゃんの注意力・言葉の音の違いを聞き分ける力は気を散らすものがない状態でないと発揮できず、聞きたい音に集中し聞きたくない音を無視する力も徐々に発達していくものです。

そのため、静かな環境で1人の大人の話しかけに耳を澄まし、言葉をはっきり聞く機会がたくさん必要なのです。

1対1で向き合う

この向き合う時間は、”複数名vs赤ちゃん”ではなく”1人vs赤ちゃん”であることが必須。驚くべきことに、大人同士のおしゃべりを聞かせても赤ちゃんの”言葉を聞き取る力”は育たないそうです!そのため1人づつ、それぞれが赤ちゃんと向き合い語りかけを楽しみます。

赤ちゃんが見ているものについて話す

赤ちゃんの興味に大人が合わせていくことも大切です。赤ちゃんの注意が向く方向にこちらの注意を合わせていくと、赤ちゃんの注意力を最も強めることができます。

赤ちゃんは見て・聞いている対象が同一である時だけ、”見ること・聞くこと”が同時にできるそうです。赤ちゃんがボールを見ている時に「ボールだね、赤いボール、コロコロ…」と名前を言うなどしていくと、物の名前を知ることもできます。

どの時期でも赤ちゃんや子供に注意集中を強いることは、「注意を向ける力」を台なしにしてしまう様ですので、視線の先にあるものを確認しながら話しかけられるといいですね。

この時間には、指示・質問しない

「ちょっと暑いかな?」「これ何かなあ?○○だね」など返事を期待せずにこちらの気持ちを表現するだけの問いかけは問題ありません(問いかけの後に赤ちゃんが反応する時間を与えると◎)。が質問して答えを求める・言わせようとするのは避けましょう。

関心を持ちそうなものを複数置いておく

赤ちゃんの興味はどんどん変わっていくので、好奇心を満たせる様におもちゃや道具を一つではなくいくつか置いておくことで、赤ちゃんの視線を追いながら語りかけしていくことができます。

忙しくても大丈夫。時間がつくれなければ、ご飯中・お風呂・寝かしつけ前だって”語りかけタイム”にできます

育児しながら、家事や仕事・他のご家族の対応など大人にはすることがたくさんあるので「やったらいいのはわかるけど時間がない!」と思われる方もいらっしゃると思います。

ですが前述の通り”語りかけ”で向き合う時間をつくることは特に4歳までのお子さんにとって大変重要のため、忙しい場合は、ご飯を食べながら・お風呂・寝かしつけ前の時間なども意識をすれば語りかけタイムにできます!

実況中継していけば、食べている物・お風呂で洗う体の箇所など動きと連動してお話できますし、寝かしつけ前も今日あったことや明日の予定など、お話することもできます。

さいごに

何度か出てきた「語りかけ育児」の本には月齢ごとの赤ちゃんの状況ややるべきことが具体的に書かれており、語りかけについてはこの本でほぼ完結すると思えるくらい、成長する都度読みかなり参考にしています。

語りかけをしてみたいなと思われた方は、読んでみられると面白いと思います!

何より赤ちゃんはママやパパの声を聞くのが大好きですし、楽しそうにお話してくれると喜びますよね。徐々にコミュニケーションがとれてくると、格段に育児も楽しくなっていきます。

あまり難しく考えず、できることから続けて行けると良いですね。

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